ビットコインは10月に価格上昇か？！9月は歴史的に価格が下がりやすい時期

ビットコインの半減期が2024年4月にあり9月現在で5ヶ月が経過しました。この5ヶ月の間でビットコインのパフォーマンスが思ったほど振るわなくて心配に感じている人がいるのではないでしょうか。

実際にこの5ヶ月間で月次リターンがプラスに転じたのは2ヶ月間です。不安に感じてしまう人がいても仕方ないですよね。

しかし、そろそろビットコインが上昇するサイクルに到達してきたのではないかと一部のアナリストは指摘しています。過去の統計から見ると10月にビットコインの月次リターンがプラスになる確率は82％とかなりの高確率になっています。

今回は様々な角度からビットコインの上昇するタイミングはいつになるのかを考えていきます。

ビットコインサイクル

ビットコインには一定のサイクルが存在します。それは、①上昇サイクル（約1年間）、②下落サイクル（約1年間）、③回復期（約2年間）です。

過去の経験からでは一般的に半減期の数カ月後から上昇サイクルに入り、約1年～1年後にATH’s(オールタイムハイ）となります。その後1年間でBottomを記録して、その後2年間かけて回復期に入るとされています。

以下の図はビットコインの3サイクルを視覚的にわかりやすくし、ATHやBottom、半減期をプロットしたものです。

出典：X（@therationalroot）

この図から分かることは、サイクル3の後半に半減期（青色の点）が来た後のサイクル１の期間でATH（紺色の点）を多く記録している。さらにサイクル2の終盤で価格は底（赤色の点）になりやすくなるということです。

つまり、今回の半減期に照らし合わせると、サイクル１（2025年）にビットコインは価格の頂点となる確率が高く、サイクル2（2026年）で価格が下落し、その後2年かけて価格が回復するのではないかと言えます。

過去に載せたビットコイン半減期後のいつ頃価格が上昇するかについての考察記事はこちらです。

ビットコインは10月に価格が上昇しやすい

出典：BiTBO

さらにこのような指標もあります。こちらはビットコインの価格と半減期のタイミングを表したものです。

最初の半減期のサイクルを除いて過去3回の半減期では、少しの誤差はあるものの、半減期後の上昇が10月頃から始まっていることが分かります。

今回ももしかしたら10月から上昇のサイクルに突入するかもしれません。となると9月が最後の下落のタイミングとも言えますね。

出典：coinglass

こちらは過去12年のビットコインの月次リターンの表です。実は歴史的にみて、10月はビットコインにとってリターンが高くなる月といえます。

過去12年における月毎の平均リターンは10月は＋22.9％となり、11月の＋46.8％に次いで2番目にパフォーマンスが高い月です。

さらにリターンがプラスになる確率が高いのも10月です。それぞれの確率は以下のとおりですが、過去12年において82％と高い確率でプラスとなっています。

	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
リターンが プラスになる確率	50％	83％	50％	58％	50％	50％	67％	33％	25％	82％	64％	45％

一方、9月は例年ビットコインのパフォーマンスが下がる月となります。実際に現在もビットコインの価格は伸び悩んでいるのでこちらも例年通りとも言えます。

過去3回の半減期では共に10月にプラスのリターンを出してから3ヶ月間（10月～12月まで）で連続した上昇を示しています。今回も3ヶ月連続の上昇となるのをこっそりと期待しています。

ちなみに現在のビットコイン価格は割安です。こちらの記事で解説しています。

ビットコインハッシュレートは順調に上昇中

ビットコインのハッシュレートとマイニング難易度は右肩上がりに上昇しています。

ハッシュレートとは
採掘速度ともいわれ、ビットコインやカスパなどの仮想通貨をマイニングする際の計算力や採掘の速さを表したもの
「hash/s」という単位で表され、1秒間に何回計算が行われるかを示す

出典：Bitbo

同時にマイナー収益は4月の半減期後から下がっています。

マイナー収益は下がっているのにハッシュレートとマイニング難易度が上がっているということはビットコインの価格が上がらなければ採算がつかなくなってくるので、まもなく価格が上がって欲しいタイミングでしょう。

ハッシュレートが上がると価格も上昇するのはなぜか

ハッシュレートが上昇することで価格も上昇する傾向にあることが知られていて、ビットコインは2017年頃までハッシュレートの上昇と価格の上昇は相関関係にありました。

理由として挙げられるのは、ハッシュレートの上昇がマイナーの増加に起因していることです。

マイナーが行うマイニングには、以下のような膨大なマイニングコストがかかります。

マイナーはマイニングによって得られる報酬が高くなければこのようなマイニングにかかるコストをペイできなくなり利益が出なくなってしまいます。

そのため価格が上昇することを予測して、マイニングコスト＜マイニング報酬となると判断できた場合にマイニングに参入します。

逆に、価格が下がってしまいマイニングコスト＞マイニング報酬となってしまった場合は利益が出ない状態のため続けていても無意味です。

マイナーはマイニングをやめてしまう＝ハッシュレートが下がります。

つまり、ハッシュレートが下がっている場合に価格上昇は見込めませんが、ハッシュレートが上がっている場合は価格上昇の可能性があるということです。

まとめ：10月にビットコインの月次リターンがプラスになる確率は82％

ビットコインの上昇サイクルはいつ来るのかについて多方面から考察しました。

歴史的にみると、10月はビットコインのリターンが高くなる月といえます。過去12年における月毎の平均リターンは10月は＋22.9％となり、11月に次いで2番目にパフォーマンスが高い月です。

さらに月次リターンがプラスになる確率が高いのも10月で、過去12年間では82％と高い確率でプラスとなっています。過去3回の半減期では共に10月に上昇トレンドに入った後、3ヶ月間（10月～12月まで）で連続した上昇を示しています。

9月は例年ビットコインのパフォーマンスが下がる月です。もし10月から3ヶ月間連続した上昇があるならば9月は買い時ということでしょうか。

ちなみに現在のビットコイン価格は割安です。これからのバブルに向けて準備していきましょう。