長期保有を目的にカスパを購入したけど、どの保管方法がいいのか悩んでいる人、
Ledger nanoを持っているけれどカスパをLedgerで保管する方法が分からなくて悩んでいる人はいませんか?
せっかく購入したカスパですが、正しい保管方法でないと最悪の場合、盗られてしまうかもしれません。
2024年上半期にはセキュリティの脆弱さによって1億9000万ドル(約1921億円)が失われてしまったという報告もあるくらい、仮想通貨のハッキングは日々に私達に近づいてきています。
今回は実際にLedger nanoSを使って、カスパをLedgerで受け取り安全に保管する方法と、送金する方法について写真を用いてしっかりと解説していきます。
最後まで読むことでハッキングに強い資産管理ができるようになりますよ。
- カスパをLedger nanoSで受け取り安全に保管する方法
- カスパをLedger nanoSから送金する方法
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カスパはまだLedger Liveで未サポートのためKaspaコミュニティがサポートするKasVaultウェブアプリを利用
実はカスパは2024年10月現在、まだLedger LiveはKaspa (KAS) アカウントの追加に対応していません。
しかし、Kaspaコミュニティが開発、サポートするKasVaultウェブアプリをLedgerに接続することで、Ledgerで安全にコールドウォレットとして保管することが可能です。
KasVaultがLedger LiveのKaspaアカウントの代わりになっているというイメージです。
そのため、カスパをLedgerに送金してもLedger Liveではカスパの残高はわかりません。
KasVaultで残高が確認できますので、Ledger Liveでカスパの入金が確認できない!と慌てなくても大丈夫です。
現在はKasVaultウェブアプリをLedgerに接続しなければならず、やや手間がかかりますが今後、Ledger Liveもカスパをサポートする予定なのでもう少しの辛抱です。
カスパをLedger nanoSで受け取り安全に保管する方法
では実際にカスパをLedger nanoSで受け取る手順を説明します。
大まかな流れは以下のとおりです。
- Kaspa (KAS) アプリをLedgerデバイスにインストール
- Ledger nanoをKasVaultに接続してKaspaアカウントを作成
- KASを受け取る
Kaspa (KAS) アプリをLedgerデバイスにインストール
Ledger Liveを開き、Ledger nano本体を接続する。
PINコードを入力する。
My Ledgerをクリックする。
Ledgerデバイスの両方のボタンを同時に押して、My Ledgerへのアクセスを許可する。
My Ledgerのアプリカタログの検索窓に「KAS」を入力し、Kaspaアプリをインストールする。
Ledger nanoをKasVaultに接続してKaspaアカウントを作成
Ledger nano本体を操作してKaspaアプリを選択する。
Kaspa is readyと表示されたら準備完了。
「USBで接続」をクリックすると、接続するデバイスが表示されるので選択してから「接続」をクリックする
KASを受け取る
KasVaultの「Over view」をクリックすると受け取りアドレスが表示されるので、コピーする。
Googleでページを日本語訳にしている場合はアドレスの最初がkaspa:ではなく、以下のようにカスパと日本語に変換されてしまうのでコピーするときに注意。
Kaspa (KAS) アドレスには常に「kaspa:」プレフィックス(接頭辞)が必要です。
Bitgetのウォレットマークを選択し、「出金」をクリックする。
通貨にKASを選択し、出金アドレスに先ほどコピーしたアドレスを張り付ける。
「次へ」をクリックして確認を行う。
Addressの画面のBalanceが変化していれば着金できています。
私の場合はなぜかOver view画面のBalanceは0KASのままで表示が変わりませんでした。トランザクションできているのか気になる人は「Transaction」の画面からも確認できます。
カスパをLedger nanoSから送金する方法
KasVaultのOver viewを開く。
送金先のアドレス、送金する金額を入力し、「Ledgerで署名して送信する」をクリックする。
右ボタンを押していって送金先アドレスや手数料を確認していく。
Approveまでたどり着いたら両方のボタンを押して署名する。
Ledger nanoが安全に保管できる理由
Ledger nanoが安全に保管できる理由は以下の3つです。
- 秘密鍵をオフラインで管理できる
- デバイスのPINコードは3回間違えるとリセットされる
- ハードウェア本体のセキュリティが高い
秘密鍵をオフラインで管理できる
Ledger nanoは秘密鍵をオフラインで保管できるので高いセキュリティで仮想通貨を保管することができます。
例えば、MetaMaskなどのホットウォレットでは秘密鍵はオンラインで保管されています。
オンラインとオフラインでは単純にハッキングの被害を受ける機会はオンラインの方が多いですよね。
Ledger nanoは秘密鍵をLedger本体のハードウェアに保管する、つまりネットを遮断した状態で秘密鍵を保管することができるので安心です。
デバイスのPINコードは3回間違えるとリセットされる
デバイスのPINコードは3回間違えるとリセットされて、リカバリーフレーズを入力しないと仮想通貨の取引が行えない状態になります。
例えば、デバイスのみが盗まれたとした場合、PINコードが設定されているのでこのPINコードが3回以内に破られなければ秘密鍵は取られないといえます。
ただ、リカバリーフレーズを盗まれた場合は資産が戻ってくることは無いことに注意してください。
リカバリーフレーズ(シードフレーズ)とは秘密鍵を作成できるマスターキーのようなものなので、リカバリーフレーズさえ手に入ればデバイス本体がなくても秘密鍵を復元可能になりトランザクションし放題の状態になります。
リカバリーフレーズは誰にも見つけられないところに必ず保管してください。
リカバリーフレーズの最適な保管方法ってなんだろう
リカバリーフレーズは誰にも盗まれない、自分のみが場所を知っている、かつ無くならない場所でないといけません。
例えば、盗まれなかったとしても、デバイスとリカバリーフレーズを自宅に保管していて火事にあい消失した場合、シークレットフレーズがわからないので自分自身も自分の資産を復元することができなくなります。
例えばリカバリーフレーズを銀行などの貸金庫に入れておけば強盗にも盗まれず自宅の金庫での保管よりかはセキュリティが高いといえますね。
しかし、貸金庫を借りるのにもお金がかかるので、お金をかけずに自宅で保管したい場合は耐火性、耐久性のある金属板に打ち込んで、盗まれない場所に保管するという方法もありますよ。
ハードウェア本体のセキュリティが高い
Ledgerは高度な攻撃に耐えるように設計された認証チップを搭載しています。
セキュリティ保証を評価するレベルが業界最高レベルのCC EAL6+であると認められています。
また、フランスのサイバーセキュリティ機関ANSSI(国立情報システム・セキュリティ庁)によって、そのセキュリティが認証された業界初、そして唯一のハードウェアウォレットです。
Ledger を使用するときの注意点
- Ledgerデバイスは正規品のものを購入(中古品は絶対ダメ)
- 以前に誰も使用していないか
- Ledger Liveと接続するときに正規品チェックを必ず行う
- 公式のLedger Liveアプリを使用する
資産を狙う人は小さな隙も見逃しません。自分で自分の資産を守れるようにしていくことが重要ですね。
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まとめ:カスパ(KAS)はLedgerで安全に保管しよう
今回はカスパをLedgerで受け取り安全に保管する方法と、送金する方法について解説しました。
2024年10月現在、Ledgerでカスパ(KAS)の保管を行うためには、Kaspaコミュニティが開発、サポートするKasVaultウェブアプリが必要になります。
KasVaultウェブアプリをLedgerに接続することで、Ledgerで安全にカスパを保管することができます。
資産を安全に管理するにはLedgerは大変セキュリティが高くて優れていると思います。
現状はKasVaultウェブアプリをLedgerに接続しなければならず、やや利便性に欠けますが、今後サポートされる予定との話がでているため将来的にはもっと利用しやすくなるのではと考えています。
お困りの点はコメントでお知らせください!精一杯サポート致します!