カスパ(KAS)のマイニングをビットコインマイニング会社のマラソン・デジタルが始めていたと話題になり、マラソン・デジタルとは一体何なのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
マラソン・デジタルは今までビットコインのマイニングしか行っていませんでした。
そのマラソン・デジタルが数多くあるアルトコインの中でビットコインの次に選んだのがカスパということを私達は十分に理解しながら投資する対象を選ばなければならないと思います。
今回はマラソン・デジタルの概要からどんなことをしている会社なのか、どんな業績なのかについて解説していきますので、理解を深めてどんな会社がカスパに注目しているのかを一緒に知りましょう。
- マラソン・デジタルとはどんな会社なのか
- マラソン・デジタルの業績
- なぜカスパマイニングを始めたのか
マラソン・デジタルの概要
マラソン・デジタル・ホールディングス(以下MARA)は、ビットコインエコシステムのサポートと保護に焦点を当てるデジタル資産テクノロジー会社です。米ナスダックに上場している上場企業でもあります。
英文社名 | Marathon Digital Holdings Inc |
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本社所在地 | 1180 N. Town Center Drive, Suite 100 LAS VEGAS, NV 89144 USA |
電話番号 | 800 804-1690 |
設立年月 | 2010年1月 |
代表者名 | Frederick G. Thiel |
ビットコインのマイニングの大部分は米国の複数の州で行っていますが、アラブ首長国連邦のアブダビやパラグアイにも進出しています。
今後は中東、アフリカ、ラテンアメリカなどの場所にも進出を予定しており、さらなるビジネスの機会を模索しているようです。
どんなことをしている会社
MARAは具体的に以下のような事業を行っています。
- ビットコインマイニング施設またはデータセンターの運営
- 独自のソフトウェアや技術の販売
- 国内外においてビットコインマイニングベンチャーをサポートするためのアドバイザリー及びコンサルティングサービスの提供
- 再生可能エネルギー資源とメタンガスから発電してビットコインマイニングプロジェクトに電力を供給
- ブロックチェーンを使用するハードウェア、ファームウェア、マイニングプールやサイドチェーンの技術開発
大きく知られているのはビットコインのマイニング事業です。マイニング事業の他にも、ハードウェアやソフトウェア、技術の販売やコンサルも行っています。
また、高度な冷却テクノロジーの開発や持続可能な未来への取り組みを維持しながら採掘能力を拡大することが戦略の一つです。
そして需要が高いときや発電量が少ないときには電力消費を減らして利用可能な電力供給を増やし、電力が余っているときにはエネルギー消費を増やすなどして電力供給の安定化を行う取り組みも行っています。
MARAの目標としていることは環境への取り組み
ビットコインのマイニングには大量の電力が必要で、この電力消費が環境に悪いと何度も議論になってきました。
MARAは未使用であったり十分に活用されていないエネルギーを電力に変換することで環境問題に対応しています。
具体的には、埋立地の廃棄物、食品加工の副産物、油田からの燃焼ガス(メタンガスやバイオガス)を電力に変換することや、風力、太陽光、水力、原子力などの持続可能なエネルギー源から電力を変換しています。
このようなエネルギー分野やその他の分野において革新的な解決策を見つけることで、エネルギーシステムの脱炭素化への課題解決に貢献することを目標としています。
出典:Marathon Digital Holdings
MARAのビットコインマイニング
MARAの平均ハッシュレートは26.3EH/sで最大ハッシュレートは31.5EH/sです。この31.5EH/sは過去最高のマイニングパワーとなっています。
出典:Marathon Digital Holdings
ビットコインのトータルハッシュレートは6億TH/s(=600ET/s)前後なので、MARAはビットコインのトータルハッシュレートのうち約4%を占めていることになります。
出典:Blockchain.com
出典:Blockchain.com
2024年第2四半期(4月~6月)にMARAが1日にマイニングしたビットコインの平均は22.9BTCです。前年同期と比べると136%高かったですが、前期と比較すると1日あたり9.3BTC少なくなっています。
原因としては運営する施設での予期せぬ機器故障や送電線のメンテナンス、世界的なハッシュレートの上昇、4月の半減期の影響を受けたとしています。
様々な課題はありますが、MARAは2024年末までにハッシュレートが50EH/sに達すると見通しを立てており、今後のさらなる成長に期待です。
MARA程度の規模のマイニング会社の電気代コストはいくらになるのか
出典:Marathon Digital Holdings
マシンの種類によって消費電力には大きな差があります。実際に、MARAくらいの規模の企業のマイニングにはどのくらいの電気代がかかるのか考えてみます。
1年間のマイニングにかかる電気代=消費電力(kW)×24h×電力量料金(円/kWh)×365日
アメリカは州によって電気代が異なりますが平均の約7円/kWhとして換算していきます。
そうすると、消費電力が1100MW(1100×10^3kW)なので1日に1億8480万円、1年で6745億円必要になります。
MARAの1日の平均マイニング量の22.9BTCでやっとトントンというところでしょうか。
今回は一般的な電気代として計算したので実際のMARAでかかっているコストとは全然異なると思いますが、なんとなく、こんなにコストがかかってマイニングされていることが分かったのではないでしょうか。
MARAの業績は
2024年4月~6月の第2四半期の決算では収益が1億4510万ドルだったと発表しましたが、予想の1億5790万ドルを下回っています。
出典:ロイター
4月のビットコイン半減期により、マイニングの運営コストが上昇し、苦戦したことが背景です。マラソンは運営費を賄うためにビットコインの51%を売却したことを明らかにしています。
CEOによるとこの第2四半期は事業の内部構造を整理した時期と述べています。成長機会に合わせ、戦略的焦点を明確にすることで規模拡大のスピードを加速させるための期間だったそうです。
MARAはマイニングだけでなく、ハードウェアやソフトウェア、技術の販売やコンサルなど様々な分野でも成長しています。その準備期間のようなイメージと捉えてよいのでしょうか。
なぜカスパ(KAS)のマイニングを始めたのか
そんなMARAですが、なぜカスパのマイニングを始めたのでしょうか。
MARAは2023年9月にカスパのマイニングを開始しています。そして公表されたのが2024年6月26日です。
マイニングを開始してから既に9300万KAS(1600万ドル相当)をマイニングしたと発表しています。
ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために設計されたトークンであるという部分にカスパの魅力を感じたのでしょう。
まだ2023年9月頃にはカスパは0.03ドル付近でした。そのためカスパのマイニングによって高い利益率を得られると判断し、現在は540%価格が上昇しています。読みが当たったということでしょう。
また、CEOは「カスパをマイニングすることで、ビットコインとは異なる収益源を確保することができる」と述べていて、ビットコインとカスパの2本の柱でマイニングを今後は行っていく予定です。
まとめ
カスパのマイニング開始を公表したマラソン・デジタルについてどのような会社であるのか解説しました。
ナスダック上場しているマイニング企業がカスパに注目してさっそくマイニングを始めたことはとても興味深いです。
大手仮想通貨取引所のバイナンスがカスパのマイニングプールを開始すると発表もされているので、今後もカスパマイニングに参入する人は増えると思います。
マイナーが増え、ハッシュレートが上昇したら残るは価格の上昇です。いくつもの価格上昇の要素がカスパにはありますので、気になる方はこちらの記事に買い方も解説していますので参考にしてください。
そしてカスパの購入は海外取引所でしかできません。まだ海外取引所の口座を開設していない方は忘れずにお願いします。
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